総評
優秀作品一覧
※作品には、一部英語の誤表記があります。
ポスター
優秀作品 審査員各賞(10点)
生重審査員賞
小巻審査員賞
佐藤審査員賞
篠崎審査員賞
清水審査員賞
動画
優秀作品 審査員各賞(5点)
生重審査員賞
数学は世界言語
宮内 唯衣 さん
(慶應義塾湘南藤沢高等部3年 、 神奈川県)
<審査員の講評>
「言語の壁を超えて数学は世界共通であり最強の学問だ!」というようなメッセージがストレートに伝わってくる作品です。親しみの持てるアニメーションによる表現で、子どもから大人まで理解しやすい作品でもあります。
小巻審査員賞
Dogs face×Ellipse
古川 万里子さん
(東京成徳大学高等学校1年、東京都)
<審査員の講評>
ペットの柴犬を題材にした愛情あるアプローチに温かさを感じました。楕円の組み合わせでデザインができあがっていくプロセスを見ていると、組み合わせ方、距離の取り方などデータ分析から愛されるキャラクター開発にもつながります。また、最後のメッセージは「不完全な円」ともいえる楕円が回転することでできている地球だから、多様な国や文化が触れ合うことで一つの星として平和が実現できるのではないか、と受け取りました。深いです。
佐藤審査員賞
Let’s think about Corona virus mathematically
高校1年E組 殷 弥侑さん、井沢 百寧さん、今井 心美さん、増田 苺さん
(三田国際学園高等学校1年、東京都)
<審査員の講評>
COVID-19パンデミックの現象について、多角的な視点からその影響とリスクを、数学を持いることにより可視化させています。東京を事例に数字的意味づけを行うことで、より具体性とメッセージ性が高まっています。動画の制作技術(ナレーション、動画技術、音楽、アニメーションなど)のレベルが高く、審査員としては作者の継続的な制作を期待したくなる作品です。
篠崎審査員賞
SDGs×Mathematics = Effective Disaster Prevention
室戸高等学校1-2Hさん
(高知県立室戸高等学校1年、高知県)
<審査員の講評>
災害に備え、誰も取り残さず命を守るために数学を活用しようとする着眼点が非常にすばらしいです。実験からスタートし考察までの過程が、映像と音楽と編集でテンポよまとめられていました。 みなさんが真剣に取り組んだ様子が作品全体から伝わってきます。
清水審査員賞
UM(Use Mathematics)
三上 優文さん、森 駿介さん
(三田国際学園高等学校1年、東京都)
<審査員の講評>
2進数が身近なコンピュータに使われていることがわかりやすく紹介されてい る作品です。0と1だけでスマートフォンやパソコンが動くことを他の人に伝えることで興味を持つ動画でした。
日本数学検定協会賞(1点)
Is the math useful in the future?
井上 颯子さん、葛木 美奈さん、西川 玲奈さん、平形 日瑚 さん
(三田国際学園高等学校 1年 、 東京都 )
<日本数学検定協会の講評>
紀元前の数学者ピタゴラスの言葉「万物は数である」を引用し、そこから写真家、シェフ、プロゴルファーという一見、数学に関わりがなさそうな職業に対して、高校で学ぶ数学とのつながりを割合で示しています。これを機に、多くの職業と数学との関わりに興味をもってくれること期待して選出しました。
SDGsプラットフォーム賞(1点)
One-third magic
吉澤 未来さん、野村 実優さん、鈴木 愛美理さん
(三田国際学園高等学校1年、東京都)
<審査員の講評>
「循環小数」に関係する不思議自体は数学関係者の間では言い古されてきたことですが、「国際数学の日」が生まれた日を祝うところからバースデーケーキに結びつけ、それを三分割してこのテーマに繋げ、数学に馴染みのない人にもその不思議を伝えようとする意図を高く評価します。